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INTERVIEW卒業生の工藤 加奈子さんへのインタビュー

  • バレエダンス クラス
  • 2008年卒業

工藤 加奈子さん-Kanako Kudo-

医師/プロバレエダンサー


3歳より春日井バレエ・ダンスギャラリーにてクラシックバレエを始め、ジャズダンスなどの他ジャンルも学ぶ。東京にて女医の傍らIWAKI BALLET COMPANYの団員およびアシスタントミストレスとして活躍中。

卒業生の工藤さんへのインタビュー

春日井バレエ・ダンスギャラリーを卒業され現在、医師としてもプロバレエダンサーとしても活躍されている工藤加奈子さんへ、バレエを始めたきっかけやバレエから得たもの、工藤さんにとって春日井の存在はどのようなものであったかなど、インタビューをさせていただきました。

私自身を育てて頂いた原点~工藤 加奈子さん(医師/プロバレエダンサー)

Qバレエを始めたきっかけは何でしたか?

私が生まれるまで母が習っていた春日井バレエ教室の発表会を観に行ったのがきっかけです。綺麗なお衣装を着て踊っている人を見て1歳半の私は舞台を指差し「やる!!」と言ったそうです。春日井先生に「3歳になったらおいで」と言われました。

そして3歳の誕生日になった瞬間、「バレエ行く!」と言ったそうです。子供ながらにずっと3歳を待っていたんでしょうね。

Q現在は東京で整形外科医をしながらバレエ団員として舞台に立たれていますよね?

両親とも医療系の仕事ではなかったですし初めから医師を目指していた訳ではありません。最終的に進路を決める際に、ある方がバレエダンサーを診られる専門医が少ないと話していた事を思い出しました。バレエにずっと関わっていきたいという思いはありましたので、地元の医学部を受験する機会にも恵まれそのような進路になりました。弘前大学医学部に進学してからも車の免許をとって青森市の教室までレッスンに通っていました。

就職と同時に上京してからは、慶應義塾大学病院に勤務しながら、春日井バレエの由美子先生が東京バレエ団在団中に同僚だった井脇幸江先生のスタジオが近かったこともありそこでレッスンを続けました。現在はIwaki Ballet Companyで団員として、また全幕公演ではアシスタントミストレスとしても活動しています。

Q学業とバレエの両立は大変ではありませんでしたか?

よく聞かれますが、バレエがあるので勉強も集中して早く片付けるようになっていましたね。
バレエのパ(ステップの組み合わせ)や振付を瞬時に覚えたり、音楽が流れているなかで頭と身体を一緒に使うのは、記憶力を鍛えるにも絶対によかったと思います。

Qではズバリ、バレエで得たものは何でしょうか?

全部!(笑)。向上心、協調性、自主性、忍耐力、音楽性、表現力など、役立っていることは全てです!

全員で踊るときは、揃えなければいけないので協調性も必要になるし、好きでバレエをやっていたから学校の集団生活よりも自主的になる。
バレエ教室には、「私もこうなりたい!」という憧れのお姉さんたちがいました。コンクールや講習に出させてもらってから益々バレエが面白くなり、自然に次々と目標も出てきて。目標に向かって諦めずにやっていくというのが自然と身につきました。これはバレエだけでなく全てに通じるものです。部活は小学校高学年からだったりするけれど、私は3歳からそれらを学べた。学校よりも得るものが大きかった。仲間との関係も然り、人として大事なことは全てバレエから教わりました。

そんなバレエをずっと続けてきたことはやはり自負ですね。受験の面接などでも、バレエを長年続けていたことを長所と捉えていただいたようです。

Q貴方にとっての「春日井 バレエ・ダンスギャラリー」とは?

私の場合、小学校低学年の頃から発表会ごとにアリサ先生が振り付けたジャズも踊らせてもらうようになり、自然とバレエとジャズのどちらも踊るようになりました。アリサ先生の「しっかり基礎から育てる」という方針のもと、腹筋やアップダウンなどダンスの基礎を丁寧に教わりました。初めはバレエと違ってフォームを崩すのに苦手意識がありましたが、基礎からしっかり教えてもらったおかげで楽しくなり、中学からは本格的にジャズのクラスも受けるようになりました。

プロのバレエダンサーとして今感じるのは、バレエとジャズをひとつの教室でどちらもしっかり学べた環境は本当に貴重だったなということ。
このような環境でどちらも踊れるダンサーが育つ春日井のようなバレエ教室は全国でも少ないと思います。最近はやっと多ジャンルを踊れる若いダンサーが出てきましたが、春日井の教室では昔から複数のジャンルを高いレベルで踊れるダンサーを育成していました。本当に素晴らしい環境に身を置くことが出来たと思います。
多ジャンルのダンスを今もなお躊躇なく取り組めるのは、私の舞踊人生の中でも絶対的な強みだと感じています。

こうして振り返ってみると、私自身を育てて頂いた原点は「春日井 バレエ・ダンスギャラリー」だということを改めて実感します。

MESSAGE工藤 加奈子さんからのメッセージ

春日井に通う後輩へ
バレエを続けていくことは、もちろん良い事や楽しい事だけではありません。
年齢とともに体型の変化が出てきたりテクニックが追いつかなかったり、あるいは勉強や部活との両立などで悩む事も出てくるかもしれません。それでも、小さな頃のバレエが好き踊ること自体が好き、という気持ちを思い出してみてください。続けてみることで見えてくる世界もありますしバレエの奥深さを知ることで人生ももっと豊かになると思います。ご家族や先生方など協力してくださる方や応援してくださる方に感謝の気持ちを忘れず、可能な範囲で頑張って続けて欲しいです。
ご検討中の皆様へ
体を動かすことが好き、または音楽や表現することが好きという方は是非、春日井バレエ・ダンスギャラリーでバレエやダンスを習ってみてください。ユニークな先生たちがいて、ともに学ぶ仲間ができ、目標もでき、向上心、協調性、自主性、忍耐力、音楽性、表現力と沢山のことが身につきました。私自身がそうだったように、バレエの技術だけでなく人として大事なことを養い、好きなバレエやダンスをずっと長く続けられる環境です。得るものは想像以上だと思います。

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