UNTIL BIRTH春日井バレエ・ダンスギャラリーができるまで
幼少期から学んでいた竹沢バレエ学園(秋田県大館市)で助手を務める。
大学時代に松山バレエ団松山樹子氏、金光郁子氏に師事。
帰郷後、自らの教室を開くに当たり、恩師のバレエ学園を応援しながら共に発展していけるよう他県で教室を開くことを決意。それを知った方達に招かれ黒石市で指導開始。結婚を機に青森市に移住。当時、青森市、黒石市で本格的なクラシックバレエを教えている教室は無かった。
青森山田学園の(故)木村正枝理事長のご好意で、幼稚園をレッスン場として提供して頂き青森市でも指導を始める。
PRESENT「開校から現在までを振り返って」春日井郁子
青森市で暫くは呉竹幼稚園をお借りしての指導していました。木村正枝理事長にはその後も御尽力いただき本当に感謝しております。当初生徒は7人でした。その時の一期生のなかに優秀な生徒がいて、現在主任の保坂季美枝です。自分の持っている技術全てをただただ夢中で子供達に教えました。
バレエの習得というのは時間がかかるものです。1人1人の成長を見守り、適切なタイミングでその子にあった指導を行わなければなりません。試行錯誤の連続です。クラシックバレエは全てのダンスの基本なので、まずはしっかりとバレエの技術を伝える。
私自身が多ジャンルを教わって育ち、それぞれに魅力があることも伝えたかったのです。バレエもジャズもモダンも皆違う良さ、楽しさがあり、それらが融合した時には素晴らしい舞台芸術になります。その実現のため、青森に初めてミュージカルの要素であったジャズダンスを導入し、ホンモノを教えなければいけないという心情のもと短期渡米。本場ニューヨークでのジャズダンス伝えるべくを、ステージに立ち作品を発表しました。約12年後に生徒達20人を引き連れてニューヨークシティセンターでの公演が実現した時は感慨深かったです。
現在は後任の教師たちが指導を行い、時代に沿ったクラスの新設や改革を行っています。卒業生たちが発表会に駆けつけパフォーマンスする姿や、美しく成長しそれぞれの道にいそしむ姿に出会うたびに歳月の重さを実感せずにはいられません。
HISTORY春日井バレエ・ダンスギャラリーの沿革
1961年 | 黒石市で指導開始 |
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1962年 | 青森市で指導開始 |
1972年 | 「春日井バレエアート」桜川教室開設 |
1979年 | 「春日井ジャズダンスアカデミー」併設 |
1981年 | 青葉教室開設 |
1989年 | 25周年記念公演 |
1994年 | 日米文化祭 ニューヨークシティーホールにて「四季津軽」公演 |
1998年 | 青森市制100周年記念事業 市民野外劇「青き都の物語」振付・出演 |
1999年 | 日露文化交流にてエレーナ・A・レレンコワ氏を招く |
2003年 | 第三回日露文化交流リサイタル |
2004年 | 「春日井バレエ・ダンスギャラリー」に名称変更 |
2007年 | 青森県立美術館舞踏劇「アレコ」参加 |
2007年 | 45周年記念公演 |
2012年 | 50周年記念公演 |
2017年 | 55周年記念公演 |
2023年 | 60周年記念公演 |