卒業生の櫻庭さんへのインタビュー
Qバレエを始めたきっかけは何だったんですか?
極度の内股で、自分の足にひっかっかって転んでたんです。それを目撃した近所の春日井先生が「バレエは外股だから転ばなくなるよ」と言ってくれて始めたんです(笑)本当に転ばなくなりました。
Qバレエを始めてみてどうでしたか?
舞台の本番でお化粧するのが好きでした。本番が終わった後みんなが褒めてくれるのが嬉しくて。小学校に入ると自然な流れでジャズもやることになって。それも面白かったです。小6くらいでモダンなど創作ダンスも踊るようになって。その時「気持ちを込めておどる」というのを初めて経験して、それが気持ちよかったんです!舞台は褒めてもらえるし、楽しくてしょうがないという感じでのめり込みました。
Q嫌になったことは無かったですか?
中学校に入るとレッスンより友達と遊びたいという気持ちが出てきて、反抗期もちょっとあって。でも母に負けて、気づいたら教室にいました(笑)
コンクールも練習は嫌だけど、舞台は好きだから本番は楽しかったです。
Q踊りの道に進むと決めたのはいつ?
踊りも好きだし家族に応援してもらっていたので、なんとなくという感じでバレエ科のある大学に行きましたが強く将来を決めていたわけではありません。でも怪我で一度青森に帰って入院していた時、バレエのドキュメンタリー番組を見て泣いてしまったんです。その時初めて「あ、私踊りたいんだ!」って気づかされたんです。リハビリ中は春日井のスタジオで教えの手伝いもしました。そして再び上京してプロの団員として活動するようになりました。
Q春日井BDGで得たものは何ですか?
発表会だけじゃなく、いろんな舞台の貴重な経験が沢山。
春日井先生が技術だけじゃなく内面的な事も話してくれるので。
Q内面的な事とは?
踊りを見てもらった後のお話で、「素直じゃないと表現は入ってこないもの」とか、「踊りもはじめから色を決めちゃうとそれ以上足せなくなるから真っ白な心でいなさい」とか。綺麗な心でいたいと思ったし、バレエに関係なく人間性の部分でも影響を受けました。実際バレエをやってる方には素敵な方も沢山いて、そういう人になりたいと思いました。
あと、バレエもダンスも子供のうちから触れた方が吸収が早いんですよね。大人からはじめると頭から入っちゃって、子供の時は体で覚えれるからイイんです。海外のバレエ団はお芝居の授業があったり、表現のクラスもあるんですよね。春日井もモダンだったり、クラシック以外からも表現を学べる機会があったのが良かったと思います。
今も役によって、「ジャズ踊っててよかったな」とか、音の取り方とかもバレエだけやってたのとは違うと思いますし、いろんな先生から教えてもらえて飽きずに楽しかったです。
Qあなたにとって春日井BDGとは?
心を豊かにしてくれた場所、財産です。